でぃーぷしーとは
ひきこもり当事者・経験者などで生きづらさを感じている方たちと繋がり、それぞれが明日を生きていく「何か」を得ることが出来れば、という思いから立ち上げた団体名のことです。
団体名といっても今は私一人ですが、ゆくゆくは思いに賛同してくれる方たちと一緒に活動が出来たらなと思っています。
でぃーぷしーはそのまま、深海の意味があります。
なぜ私が団体名にでぃーぷしーと名付けたか。
それには三つ理由があります。
一つ目は、穂村弘さんの著書、「本当はちがうんだ日記」(集英社)の「現実圧」の中に出てくる深海魚の話が好きだからです。
好きなので自分のブログのタイトルにも深海魚を入れるぐらい。
「現実圧」の中で、穂村さんは現実世界にうまく適応できない自分(小銭を小銭入れにいれたらいいのに、小銭を小銭入れに入れる時間がとんでもないことに思えて、いつも焦って色んなポケットに小銭をバッいれてしまう)のことを、自分には人間の血だけでなく深い深海の世界で生きる深海魚の血が入っているから、だから世界にうまく適応できないのかもしれないと表現されています。
私も昔からレジや駅の改札などで無駄に緊張して、諸々が全くスマートにできないと感じています。
ひきこもっている当時ならまだしも、今も全くスマートじゃないので恐らくずっとこのままなのかなと思います。
二つ目は、深海の生き物たちとひきこもっていた当時の私が重なって見えたからです。
当時ひきこもっていた私は昼夜が逆転しており、夜眠ることが出来ませんでした。
真夜中はとても静かで「今世界には私一人しかいないのではないか」と自分が一人取り残されてしまったような心細い感覚に毎日陥っていました。
深海に住む生き物たちも、真っ暗闇な世界にいて、自分以外の生き物がどこにいるかわからない場所でひっそりと息をしています。
そんな深海の生き物たちと、ひきこもっていて当時の私のように生きづらさや息苦しさを誰にも何も言えずにひっそりと息をしている人たちが何だか似ているように感じ、団体名にでぃーぷしーと名付けようと思ったのです。
ちなみに、でぃーぷしーのキャラクターのちょーさんはチョウチンアンコウをイメージして作りました。
三つ目は、でぃーぷしーの活動を真夜中にしたいと思っていたからです。
上記にも書いていますが、私がひきこもっている時に一番孤独感を感じて辛かった時間が真夜中でした。
深海の真っ暗な世界=真夜中の真っ暗な世界
のイメージです。
なんで真夜中ってあんなに静かなんでしょう。
静かだから自分以外に向かう対象がないんですよね。
ずっと自分の存在意義について考えていました。
真夜中の時間に、誰かと繋がれる何かがあれば、あそこまでしんどくなかったのかなと、今でもふと思います。
ゆくゆくはでぃーぷしーの活動を真夜中にできたらなと今も思っています。
(note「自己紹介」より引用しました)
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